震災復興プロジェクトチーム
このプロジェクトチームは、仙台赤十字病院医師・東北大学臨床教授・岡山博先生のブログの読者で結成されました。
私たちは、岡山博先生が提案する「福島第一原発付近に土地を確保し、放射性廃棄物をすべて集めて山積み管理」と「宮城・岩手地区の震災がれきは、すべて集めて山積みし、津波記念公園として整備」に賛同し、この提案を、岡山先生のブログ内だけではなく、署名活動や要請行動などを通じて、全国の市民に広く協力を求め、その実現を目指しています。
多くの署名を集めることで、それは市民の声、有権者の声として国にメッセージを届けることができます。このような草の根の運動を広げることで、私たちが社会を変えていきたいと考えています。
どうぞ、要望書の内容だけでなく、「岡山博ブログ」もご覧になり、この提案の詳細をご確認ください。
そして、提案にご賛同いただければ、真の復興への第一歩として、このプロジェクトにご協力をお願い申し上げます。
全国の皆様へ ＜仙台赤十字病院医師・東北大学臨床教授・岡山 博＞
政府は、各地に放射性廃棄物の「仮置き場」をつくり、汚染された各県毎に最終処分場を造る方針で各県と折衝を進めています。
そして福島県には、大規模な処分場を建設する構想を持っています。
本来はこの大規模処分場こそ処分の中心にすべきですが、政府構想では福島県内から集められた廃棄物のみを対象とし、「最終処分場」ではなく「中間処分場」としています。
これまで私は「焼却施設の残灰や除染作業で集めた放射性廃棄物は、福島第一原発付近にすべて集めて管理する最終処分場を造るべきだ！」と主張してきました。
これに賛同して下さる方たちが全国的な署名活動を展開し、政府や関係自治体に要望してきました。
しかし政府と東京電力は、最終処分場を造るための土地を、福島第一原発付近の地主から買いとることを行いません。
私は、福島第一原発付近の高汚染地域の被災地住民のためにも、「高汚染地域に帰ることを目指してはいけない、汚染されていない地域を政府に準備させて新たな生活を早く始めたほうが良い」と考えています。
しかし現状では、上述の要求をするだけでは、各地に存在する放射性廃棄物を処理できません。
このような状況の中で、放射性廃棄物処分をどう考えるべきか、私は以下のように考えています。
| ・ | 全国の放射性廃棄物は、大規模な最終処分場の一か所に回収して処分・管理すべきである。処分場を作る場所は福島第一原発付近の汚染された土地以外にはありえない。 |
| ・ | 全国各地の「放射性廃棄物の仮置き場」や「最終処分場の候補」とされた地域の人たちは、各地域ごとに放射性廃棄物を留めておくべきではない。 |
| ・ | 各地に、処分場や仮置き場を造る国の計画を受け入れるべきではない。 |
| ・ | 全国の放射性廃棄物は、東電の福島第二原発に送り付けて引き取らせる事が最善だ。 |
以上のことを実現させるために、以下の2つ要望書を作成しました。
【国に対する要望書】
福島第一原発付近の強く汚染された地域に大規模な放射性物質最終処分管理施設を造り、全国の汚染物質はすべてここで管理する。
福島第一原発事故によって全国に拡散した放射能汚染物質を、すべてここに回収して処分・管理する。
詳細（PDF） ⇒ 国への要望書
【自治体に対する要望書】
福島第一原発付近に最終処分場が完成するまでは、全国の汚染被害者・自治体は、放射性汚染物質を各地に溜め込まず、東京電力に引き取らせる。運搬先は福島第二原発に。
福島第二原発に引き取らせる事は、国に要求することではなくて、全国の人や団体、自治体に呼び掛けるものです。
詳細（PDF） ⇒ 自治体への要望書
＜プロジェクトに賛同される皆様へ提案です＞
この2つの要望を実現させるために、市民運動の一環として、以下の方針で取り組んでいただくことを提案します。
＜提案趣旨＞
2つの取り組み（片方だけも可）を提案・要請・要求する。
＜対象＞
被災地や全国自治体の知事や市町村長、国会議員や地方議員、漁協その他の関連団体など。
並行して署名活動も進めてください。ネット署名でも結構です。
上記の要望書を提出時に、以下の署名簿を提出することも可能ですの、ご検討される方は「震災復興プロジェクト」までご連絡ください。
・福島原発付近最終処分場・要望書署名
情況が急速に変化して流動的です。早いほど有効です。
どうぞ取り組んでください。
取り組みの様子など、震災復興プロジェクトまでお知らせください。